TPD請求における独立医療評価(IME)
要点:IMEは、保険会社や受託者が外部医師の意見を得るために実施することがある評価です。IME単体で結論が確定するわけではありませんが、審査の進行や追加資料要求、最終判断に大きく影響することがあります。
IMEが求められる主な理由
- 保険約款の障害定義に該当するかを確認するため。
- 主治医の所見と外部専門医の所見を比較するため。
- 就労能力、予後、治療経過を整理するため。
- 既存資料の不足点や不一致を補うため。
受診前に起こりやすいこと
- 日程・場所・診療科を記載した案内が届く。
- 病歴、投薬、症状の時系列更新を求められる。
- 職歴、日常生活上の制限、治療反応について質問される。
- 複数領域の疾患がある場合は、IMEが複数回になることもある。
実務的な準備ポイント
- 時系列を見直し、日付や経過説明の整合性を保つ。
- 現在の薬剤一覧と主治医情報を整理して持参する。
- 診断名だけでなく、仕事機能への影響を具体的に説明する。
- 誇張・過少申告を避け、一貫性を重視する。
- 受診後は当日のやり取りを日付付きでメモ化する。
IME後によく生じる争点
- 短時間の面談結果に過度に依拠している。
- 機能制限の記述が主治医記録と食い違う。
- 約款テスト(own occupation / any occupation)の適用が不正確。
- 重要な医療・職業証拠が見落とされている。
このような場合は、判断根拠の書面提示を求め、約款文言に対応した追加医療・職業証拠で丁寧に反論することが重要です。
関連ガイド
IME準備について相談したい方へ
本ページは一般的な情報提供であり、法的助言ではありません。結果は約款、証拠、個別事情により異なります。